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●月一日

 

本日の新規ご宿泊

なし

本日のお見送りのお客様

お侍様とお医者様

 

お侍様はお酒に酔われると大きくお口をあけて見せてくれたのが印象的だった。食事も美味しそうに召し上がっていた。

お医者様は雀たちにお薬や健康食の作り方をお話されていた。

試しに作ってみたら、とても美味しかった。味だけではない身体も軽くなったような気がする。

 

数日間の滞在だったが親切なおふたり。

最後に中庭の梅の木をご覧になって、また来たいと仰っていました。今度は皆で、と。

 

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明日は久々にカルデアのマスターさまとマシュさま、あとひとりいらっしゃるとのこと。楽しみ。

●月二日

 

本日の新規ご宿泊

カルデア御一行さま

以前客室を破壊した御一行さま(予約外)

ふらっと現れた多くのお客さま(予約外)

 

本日のお見送りのお客様

なし

 

まったくとんでもない1日だった。

予約外のお客さまが沢山。繁盛するのはよいことですが、久々のことで、歴戦の従業員たちも準備が出来てなかったところ。またカルデアのマスターさまとマシュさまの力を借りてしまいました。

本来お客様として一緒にやってきた斎藤さまも、よく働いてくれました。

 

その彼が中心となった今回の「微小特異点」というもの。

中に入ると無限にあったまるい穴。

その中で一番強い魔力反応のあった場所。

そこを覗いた先に彼の閻魔帳があった。

すぐ発見出来てよかった。

もしあれ以上続けていたら、もっと大きな災害になっていたかもしれない。

手にした瞬間に、道しるべとなっていた魔力が消えてしまったが、あれはなんだったんだろうか。

 

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つい出来てしまったから疑問に思わなかったが、よく考えたら、何の準備もなく、短時間で6度も宝具が打てたのは、我ながら凄かったかも。お風呂上がりに飲み始めた牛乳のおかげ?冷たいのよりも、温かいものの方がいいらしい。牛乳のおかげで成長してる?

●月三日

 

本日の新規ご宿泊

なし

 

本日のお見送りのお客様

芹沢さま、山南さまをはじめとした迷われてやってきた方々

 

壊れた浴槽の復旧に尽力してくれた高杉さま、本当にありがとうございます。

おかげで朝風呂が開けました。

朝風呂を楽しまれた方々の中で、朝食後に句会が開かれた様子。

参加された土方さまと芹沢さまが一触即発。

山南さまが何とか取り押さえていたのが印象に残りました。

カルデアのマスターさんのお写真で笑顔の斎藤さまが見れてよかった。

あのぴーすというのは、なんのポーズだったんだろうか……聞いてもよかったかもしれません。

今日はゆっくり過ごしてほしいです。

 

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去られる山南さまが中庭の梅の木をご覧になっていた時に、うっかり一昨日のお侍様のお話をしてしまったのです。

そうしたら、少し困ったように笑われて、仲間と喧嘩してしまったけど、仲直りされたとおっしゃられた。

仲直りしても、相容れない感情があるとも。

斎藤さま救出作戦の時に沢山知恵を出されていた山南さまのような人も、色々と悩まれてしまうのですね。

長生きした斎藤さまもですけど、人間は大人になればなるほど、複雑です。

●月四日

 

本日の新規ご宿泊

なし

 

本日のお見送りのお客様

カルデア御一行さま

 

カルデアの皆様は随分リラックスして帰られた。また遊びにきたいと。

いつでも大歓迎ですが、今度は何も壊さないでほしいです。

 

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中庭の梅の木、やっぱり日本のサーヴァントの皆様は気になる様子。

実に見事に咲いていると褒めてくれました。

特に土方さまは自身の句でも梅を題材にされるほど、お気に召した様子。

沖田さまや斎藤さまも交えて、昔話をされていましたが、

その中でまさかお侍様の御名前を聞くとは思いませんでした。

皆で …… の皆とは、新選組のみなさんも入るのですね。

 

次に皆様がお越しになる時の為に、サーヴァントの皆様の歩んだ道行きを学んでおくと、

お話が弾むかもしれません。

​どうか、皆様に幸あれ。

●月五日

本日の新規ご宿泊

なし

 

本日のお見送りのお客様

なし

のんびりとした平和な一日だったのだが、暦の本の忘れ物があった。

山南さまがお泊まりのお部屋だった。

問い合わせようがないが、どうしたらよいものか。

 

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こういう時にあの卑弥呼さまの鏡があるといいのになと思った。

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